鶴見医師に聞く「【新年最初の処方箋】胃腸を休ませ、 免疫を上げる―朝断食と生野菜酵素」
明けましておめでとうございます。
ところが毎年、「正月が終わった途端に、だるい・胃が重い・喉が痛い」と訴える方が一気に増えます。
これは気合い不足ではありません。体は正直で、年末年始の"ツケ"が数日遅れて表に出るだけです。
正月明けに不調が増えるのは「体からのサイン」
年末年始は、ごちそう・お餅・甘い物・お酒などが続きやすく、胃腸はフル稼働の状態になります。
その結果、体内酵素は「消化」に総動員され、「修復・代謝」に回る余力が減ってしまいます。
腸は免疫の要です。
胃腸が疲れれば、防御力が揺らぐのは自然な反応といえるでしょう。
鶴見式では、まず胃腸を休ませて、体を「修復に回せる状態」に戻すことを大切にしています。
生活リズムの乱れ=自律神経の乱れ
夜更かし、朝寝坊、食事時間のズレは自律神経を乱し、体温・睡眠・ホルモンのリズムを崩します。
体温が下がれば血流も落ち、粘膜も乾き、感染症に入り口を与えやすくなります。
冬バテは、寒さそのものよりも、「リズムの乱れ×酸化ストレス」が引き金になることが多いのです。
見落としがちな鍵は「排泄」― 出せない体は整わない
食べて飲んで、寝不足で動かない。
これでは老廃物を外へ出す力が落ちてしまいます。
体は"掃除が追いつかない家"と同じで、空気がよどみ、炎症が起きやすくなる。
だからこそ年明けは、まず「片づけ」から始めることが近道です。
鶴見式:朝断食で「消化」から「修復」へ切り替える
そこでおすすめしたいのが、朝断食です。
朝は食べずに、白湯・水・無糖のお茶で胃腸を休ませます。
前夜の夕食から12〜16時間ほど「空腹の時間」を確保すると、体は消化よりも修復に舵を切りやすくなります。
細胞の掃除機能であるオートファジーが働き、年末年始で散らかった体内をリセットするイメージです。
ポイントは「朝を抜く」ことよりも、夜を軽く、早く終えること。
夜の糖質やお酒を控えるほど、朝断食は無理なく続きます。
酵素を「補う」:昼の一食目は生野菜から
もう一つ、鶴見式で大切にしているのが、酵素を取り入れる食べ方です。
酵素は熱に弱いものが多いため、昼の一食目に生野菜を上手に取り入れることをおすすめしています。
サラダ、大根おろし、すりおろし野菜、発酵食品(ぬか漬け等)を「最初の一口」にするだけでも、胃腸の負担は軽くなります。
※冷えやすい方は、生野菜の量を控えめにし、常温に戻す、または温かい汁物と組み合わせてください。
今日からの3つ(ここだけやれば十分)
- 夕食は早め・腹八分・よく噛む(噛むほど胃腸は休まる)
- 朝は食べない。白湯で温め、昼の一食目は「生野菜+発酵食品+たんぱく質」
- 起床後に光を浴びて10分歩く。夜は湯船と深呼吸で交感神経を鎮める
感染症予防は「基本」の徹底でいい
派手な特効薬よりも大切なのは、手洗い、換気、乾燥対策、水分補給、そして睡眠です。
睡眠が戻れば、免疫も自然と戻ってきます。
新年は「足す」より「休ませる」
新年の体調管理は、根性論ではなく、「腸・睡眠・リズム」を整える科学です。
正月明けを「リセットの合図」に変えていきましょう。
あなたの体は、きちんと応えてくれます。







