血圧の薬とさようなら|鶴見クリニックの食養生で生活改善

食養生に取り組まれた患者様の変化
最近、クリニックの患者様から「食養生を始めてから血圧の薬を飲まなくなりました」と立て続けにお話を伺いました。
高血圧といえば、糖尿病・高脂血症と並んで三大慢性病の一つ。病院勤務していた頃は、一度高血圧と診断されれば降圧剤を一生飲み続けるもの、そんなイメージを持っていました。
また、降圧剤を内服すると低血圧によるふらつきや転倒などの副作用の心配もあり、「これが本当に治療と呼べるのだろうか?」と疑問を抱いていました。なぜなら、根本原因を改善しているわけではないからです。
一方で当クリニックでは、生活習慣の見直しを通じて前向きな変化を実感される方もいらっしゃいます。そのようなご様子を実際に目の当たりにしたときには、大きな感動を覚えました。
一般的な栄養指導と食養生の違い
病院でも高血圧の方に栄養指導は行われます。減塩、野菜・果物摂取、脂質制限、肥満対策、アルコール制限、食物繊維摂取、外食や加工食品を控えるなど。
しかし、それでも改善される方は多くはありませんでした。
当クリニックでは、食養生を中心とした生活習慣改善の取り組みを行っています。一見同じように見えますが、その結果に違いが出るのはなぜかを考えてみました。
- 栄養の本質の理解
- 摂取方法の徹底指導
- 摂取→消化→吸収→代謝→排泄までを意識したサポート
- 根拠を踏まえた意識づけ
病院では管理栄養士や看護師が栄養指導を行いますが、私がこれまでに受けたものとは当クリニックでの指導は全く異なりました。
そのため一から勉強し直しましたが、学ぶほどに「なぜこの栄養素が必要なのか」「どの食べ方が良いか悪いか」「摂取方法による吸収の違い」「摂取した栄養を循環させることの重要性」「代謝に活用するための工夫」など、奥深さに驚かされました。
こうした一つ一つの理解と実践があってこそ、本格的に食養生に取り組めるのだと実感しています。
患者様からのお便り
「中学生のときから体重65kgあり、増えたり減ったりを繰り返しながらそのまま60歳になってしまいました。10年前から高血圧と高脂肪の薬を服用していました。
鶴見先生の初診でメニュー表を見たとき、『私には無理! 初診は無かったことにしよう』と決めました。でも、『まてよ?これは人生最後のチャンスかもしれない。健康な100歳を目指したい!』と思い直しました。
『私は食べるのが生きがいで大好きだったけど、もう一生分ありがたく食べさせてもらった。ここで "食べる生きがい" か "健康と美" か、究極の選択をしよう!』と2日考え、後者を選びました。そして薬の服用をやめました。
2ヶ月間、鶴見先生のメニューを黙々と続けたところ、初診時70kgあった体重は8kg減り、走れるようになりました。
頭痛やめまいもなくなり、自然と笑顔になる毎日を送れるようになりました。
血圧も理想的な範囲に収まり、このペースをまずは半年、できればずっと続けたいです。ありがとうございます。」
心温まるお便りをいただき、本当に嬉しく思います。
食養生はこれまでの習慣を大きく変えるため、覚悟と決意がとても重要です。
ファスティングを行うと、頭痛や吐き気、ふらつき、むくみなどの一時的な反応が出ることがありますし、食べたいという葛藤も伴います。
ある意味で自分との闘いですが、その体験を乗り越えた方の変化は、私たちにとっても大きな喜びです。
サポート体制と診察の流れ
病院で薬を処方される治療は、とても受け身的な側面もあると感じています。
病の原因は人それぞれですが、短時間診察では個別に指導されることは少なく、投薬が中心となりがちです。
薬を飲めば一時的に症状は和らぐかもしれませんが、根本原因を改善するものではありません。
当クリニックでは初診の診察に約2時間をかけています。
その後、看護師からの詳しい食事・生活指導に約1時間をいただきます。
食事や生活習慣は毎日の積み重ねであり、患者様ご自身の取り組みが不可欠です。
だからこそ、深い理解を持っていただき、「よし、やってみよう」と思っていただけることが大切だと考えています。
病は体からのメッセージ
長い期間、体や心を酷使してきた結果として病気が現れることがあります。
病は「改善が必要な点がありますよという体からのサイン」とも受け取れるのではないでしょうか。
体の声に耳を傾け、真摯に向き合うことこそが、本当の意味での治療につながると私は思っています。
※症状の改善には個人差があり、すべての方に当てはまるものではありません。
※薬の服用中止や変更を自己判断で行うことは危険です。必ず医師の指導に従ってください。