鶴見医師に聞く「まだ暑い9月は"湿"を抜く 【朝は食べない2パターン+スロージュース新レシピ】」

鶴見医師に聞く「まだ暑い9月は

こんにちは。
9月の体調不良は「気温」よりも"湿気"に左右されます。
汗がベタつき、体内の熱が抜けにくい----これが残暑の正体です。

対策のカギは、朝の消化負担をゼロにしつつ、放熱の質を高めること。
今回は、鶴見式の基本「朝は食べない」をベースに、実践しやすい2つのパターンと"今季限定のレシピ"をご紹介します。


鶴見式・朝は食べない《2パターン》

A:水だけ朝("点滴飲み")

起床〜正午までは、水を1時間おきに一口(20〜50ml)ずつ。がぶ飲みはNGです。
可能であれば、梅干しや昆布水(前夜に昆布ひと切れを水に浸しておく)で微量ミネラルをプラス。
体が軽くなり、頭も冴えてきます

B:スロージュース朝("遅い朝"10〜11時)

固形物は取らず、低速ジューサーで作った1杯(野菜7:果物3)を。
常温〜人肌程度にして、1口20回を目安に"噛むように"ゆっくり飲みましょう。
朝イチを避けることで胃腸の負担が最小限になり、集中力も高まります。


9月向け・鶴見式スロージュース3選

1) 大根とれんこんのすっきりジュース

材料:れんこん3cm/大根5cm/水菜ひとつかみ/すだち1/2個/ミント1〜2枚
ポイント:湿気と熱のこもりをほぐし、後味はスッキリ。鼻やのどが軽くなる一杯です。

2) むくみスッキリ苦味ブレンド

材料:ゴーヤ1/2本(ワタ除く)/セロリ1本/大葉2枚/青リンゴ1/4個/レモン少々
ポイント苦味で交感神経の過剰をリセット。仕上げに自然塩を"ひと粒"どうぞ。

3) 集中クリア・トマトベース

材料:トマト大1個/人参小1/2本/セロリ1/2本/梨1/8個/バジル1枚
ポイント:甘味は控えめに。香りで満足中枢を刺激し、仕事前の頭が冴えます


OK/NGのコツ

OK食材:葉物野菜・瓜類・セロリ・トマト・レモン・生姜・大葉。
果物は、梨・青リンゴ・柑橘系を少量に。

NG食材:バナナやマンゴーなど、繊維が潰れやすい高糖度の果物は主役にしない(スムージー向き)。
牛乳やヨーグルトなどの乳製品との混合もNG(消化の動線が異なるため)。

冷え対策:氷は使わず、グラスは常温で。
飲む前に足首を軽く回すと、内臓が温まりやすくなります。


"放熱の質"を高める仕上げ

〈3点冷却〉:掌・足裏・こめかみを、薄布越しに各60〜90秒だけ冷やします。
※お腹や腰は冷やさないようにしましょう。

7分鼻呼吸ウォーク:鼻で3歩吸って4歩吐くペースで歩きます。
汗がサラリと変われば、放熱がうまくいっているサインです。

室内は冷やしすぎず、除湿を優先(湿度の目安:50〜55%)。
入浴は36〜38℃で10分間、最後に手首と足首を短時間だけ冷水で締めましょう。


残暑は"我慢"ではなく、"整える"季節。
朝は食べない+湿を抜く一杯+放熱の質----この三本柱で、明日の体はひとつ軽くなります。

ぜひ、お試しください。

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