鶴見医師に聞く「【まだまだ続く酷暑に打ち勝て!】夏の"酸化ストレス"が老化と病のもと!鶴見式・体を守る「抗酸化生活」のすすめ」

-- 皆さん、こんにちは。
今年の夏は、例年以上に暑さが厳しいですね。
連日35度超えの猛暑日が続き、体も心もバテバテ......そんな方も多いのではないでしょうか。
しかし、こうした「なんとなくだるい」「疲れが抜けない」という感覚は、実は放っておけない"体からの警告"なのです。
◆ 夏は「体がサビる季節」である
真夏の強烈な紫外線、熱、冷房、そして冷たい飲食物。
これらはすべて体内で"活性酸素"を増やし、細胞をサビつかせる元凶です。
この「サビ=酸化」が万病と老化の引き金になることは、私が長年伝えてきた通りです。
特に夏場は、見えないところで"酸化ストレス"がじわじわと体を蝕んでいきます......。
この事実に、多くの方が気づいていません。
◆ 朝は「排泄の時間」。食べてはいけません
鶴見式の根本は、「出すことが第一」。
中でも朝は、体が排泄に集中している時間帯です。
ここで食べてしまうと、消化にエネルギーを奪われ、老廃物を出す力が弱まってしまいます。
ですから私は、**「朝食は抜く」**ことをおすすめしています。
今、アメリカやヨーロッパでも「朝食を抜く」という健康法が流行しているほどです。
朝は交感神経が過緊張の状態で目が覚めます。つまり、副交感神経は弱っていることを示しています。
この状態でしっかり食べると、胃腸の働きが低下し、胃炎や腸炎、ひいてはさまざまな病気の原因になります。
それゆえ朝食の時間帯を「暁現象」と呼んでいます。朝は食べないか、フルーツだけにするのがベストです。
飲むなら、野菜や果物を低速ジューサーで搾ったジュース。
これは抗酸化力に富み、酵素を自然なかたちで摂取できるため、胃や腸に負担がかかりません。
最高の朝の一杯となります。
◆ 食事で「抗酸化力の高い食材」を摂る
体の中から酸化を防ぐには、日々の食事がカギです。
抗酸化作用の強い食材を、積極的に摂ってください。
◎トマト・赤パプリカ(リコピン)
◎ブロッコリー・ケール(スルフォラファン)
◎ブルーベリー(アントシアニン)
◎ナッツ類(ビタミンE)
◎発酵食品(腸内環境を整える)できるだけ生で。
酵素やフィトケミカルは熱に弱いため、"火を通しすぎない"のが鉄則です。
◆ 腸を冷やすな。体は内側から冷えて病む
夏の冷房、冷たい飲み物、アイスの摂りすぎ--
それらが「腸冷え」を引き起こし、体調を崩すのです。
腸が冷えれば、免疫は落ち、抗酸化力もガタ落ち。
クーラーの部屋ではお腹・足首を温める、白湯を飲む、温野菜スープを摂る--
これらの"温め習慣"は、夏にこそ必要なのです。
◆ 酸化ストレスは「呼吸」でも解決できる
酸素をしっかり取り込む生活も大事です。
深い呼吸、軽いストレッチ、そしてぬるめの湯での入浴。
これらが副交感神経を優位にし、細胞の修復を助けてくれます。
鶴見式では、体を温めながら血流を良くすることを徹底します。
血の巡りが良ければ、細胞もイキイキと生き、酸化ダメージも最小限で済むのです。
◆ 酸化ストレスを甘く見ない。今こそ対策を!
「なんとなく元気が出ない」は、体が酸化しているサインです。
そのままにしておくと、秋にどっと不調が押し寄せます。
今こそ、**"抗酸化生活"**を始める絶好のタイミングです。
朝は抜いて排泄を優先し、食は酵素たっぷりの自然なものを。
冷えから腸を守り、血流と呼吸で細胞を活性化する--
これこそが、私・鶴見が提案する"鶴見式・本物の夏の健康法"なのです。
今後も、皆さんが自分の体と向き合い、健やかな毎日を送れるよう、
正しい知識と実践法をお届けしていきます。
体を"酸化"から守るのは薬ではなく、
あなた自身の生活習慣に他なりません。
この夏、どうぞ「賢く、強く、美しく」過ごしましょう。