鶴見医師に聞く「《日焼け止めは食べる時代へ》紫外線と暑さに負けない、夏のインナーケア術」

鶴見医師に聞く「《日焼け止めは食べる時代へ》紫外線と暑さに負けない、夏のインナーケア術」

こんにちは。
今年は全国的に梅雨が短く、6月からすでに猛暑日が続いています。例年よりも早く紫外線が強まり、体も肌も悲鳴をあげているという声が、私のクリニックにも多く届いています。
紫外線対策といえば、日傘や帽子、SPF入りのクリームを思い浮かべる方が多いでしょう。しかし、それらは"外側"を守る手段に過ぎません。
真に私たちの肌と健康を守るのは――「体の内側」からのケアなのです。

■ 紫外線は皮膚だけでなく、体内も酸化させる

紫外線を浴びると、肌の表面ではメラニンが生成され、シミやシワの原因になります。さらに深刻なのは、その刺激によって体内に「活性酸素」が大量に発生し、細胞を酸化させてしまうことです。
これは老化や疲労、免疫力の低下、さらにはがんの遠因にもなりうる――まさに"静かな炎症"いえます。

■食べる日焼け止め――カギはフィトケミカルと酵素

私が提唱する「酵素栄養学」では、紫外線ダメージへの最良の防御策は、食べ物にあると考えます。
特に今の季節に積極的に摂っていただきたいのが、「カラフルな夏野菜」と「旬の果物」。

たとえば、
・トマトのリコピン
・ブルーベリーのアントシアニン
・赤パプリカのカプサンチン
・スイカに含まれるシトルリン など。

これらの"フィトケミカル"は、紫外線による酸化を内側からブロックしてくれます。
また、それらの食材を「できるだけ生で」食べることで、"酵素"という命のカギも取り入れられます。酵素は体内の代謝を活性化し、紫外線でダメージを受けた細胞の修復力を高めてくれるのです。


■ 腸内環境と肌はつながっている

もう一つ注目すべきは、「腸の健康」です。
実は腸内環境が整うと、肌の状態も大きく改善します。腸で善玉菌が増えると、ビタミンB群や短鎖脂肪酸など、肌の修復を助ける物質が体内で生まれるからです。
発酵食品や食物繊維、そして酵素ドリンクをうまく取り入れて、この夏は"腸から整える美肌づくり"をぜひ実践してみてください。


■食生活の見直しこそ、夏を乗り切るカギ

真夏の太陽は避けられません。
でも、体の内側を強くすれば、紫外線も怖くないのです。
化粧品やサプリに頼る前に、まずは毎日の「食」を見直すこと。
朝一番のフルーツ、彩り豊かな生野菜、そして酵素を活かしたシンプルな食事
――それが、夏を元気に乗り切る秘訣です。

今年の夏は、「食べる紫外線対策」で、内側から輝く肌と健やかな身体を一緒に育てていきましょう。

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