鶴見医師に聞く「健康を保ちながら忘年会・新年会を楽しむコツ!」
とうとう12月に突入しました。12月といえば、楽しみにしている忘年会が盛りだくさんですね!一度きりの忘年会ではなく、多くの方々は何度も参加されるでしょう。驚くことに、20回も忘年会を行う人もいるほどです。そして新年が明ければ、今度は新年会のシーズン。正月を飲み会で過ごした後にも、新年会が続くというのは、実に忙しい2ヶ月間となります。
こうなると、胃や消化器官は休む暇もなく、消化活動が連続して行われます。消化器官は疲弊し、胃炎や腸炎、さらに膵臓炎に悩まされることも。下痢の症状も珍しくありません。それだけでなく、小腸で発生する腐敗菌によるアンモニアは、全身に影響を及ぼし、さまざまな病気の原因となる可能性があります。
さらに、宴会でのアルコール過多摂取は肝臓に負担をかけ、健康を脅かします。連日の宴会は、肉体にとって極めて不健康な習慣です。
しかし、忘年会や新年会を完全に辞める必要はありません。問題は、連続しての過度な飲酒や過食です。忘年会は4~5回程度、新年会は適度に控えることが望ましいです。重要なのは、飲み過ぎず、食べ過ぎないことです。
忘年会の翌日は、朝食を抜き、昼食も軽くすることが良いでしょう。夕食もお粥や梅干し、味噌汁、大根おろしなど消化に優しい食事を心がけると、健康を維持することができます。
最後に、12月と1月の忘年会や新年会は、一年の締めくくりと新しい始まりを祝う素晴らしい機会です。この時期を楽しみながらも、健康を第一に考えることが大切です。適度な飲酒を避け、バランスの取れた食事を心掛け、健康を守りながら、幸せな時を過ごしましょう。忘年会や新年会の楽しい思い出が、新しい年の素晴らしいスタートにつながることを願っています。皆様の健康と幸せを祈りつつ、今年一年の感謝を込めて。