生椎茸より干し椎茸の方が健康効果が高い訳

生椎茸より干し椎茸の方が健康効果が高い訳

椎茸は凄い薬効があります。
生椎茸と干し椎茸がありますが、圧倒的に干し椎茸の方が健康には有効です。
そこで、干し椎茸に絞って効能を書きます。

干し椎茸の薬効

椎茸は人間にとっては極めて健康になる成分がいくつも入っているため、生産量が多いことは有難いことです。
主な有効成分は、食物繊維、ビタミンB群(B12はない)、エルゴステリン、レンチナン、エリタデニン、微量ミネラル(特に亜鉛、銅、カリウム)など。
これらは、干し椎茸にすることで活性化するものもあったり、10倍にもアップする栄養素もあったりします。そのため、干すことが健康に良いと判ります。

椎茸に含まれるエルゴステリンの働き

エルゴステリンと言う物質は椎茸にしか含まれません。
生椎茸を天日干しするとエルゴステリンがビタミンDに変化するため、干し椎茸にはビタミンDがタップリあるのです。
このビタミンDは、体に入ったら、カルシウムを小腸から速やかに吸収させ、骨粗ショウ症を防ぎます。
干し椎茸はビタミンDの宝庫なのです。

干し椎茸に含まれるレンチナンの働き

レンチナンは免疫活性物資であり、癌の予防やウイルス退治になります。
ビタミンB群の効果はタンパク質や脂質の合成やエネルギー回路を回す作用、代謝促進作用、酵素の活性作用、口内炎や皮膚炎改善作用、肥満改善作用などがあります。
また、不溶性食物繊維が多く入っているため、大量の排泄が毒素排泄になり、健康の源になります。

干し椎茸に含まれるエリタデニンの働き

エリタデニンは動脈硬化を防ぐ物質。
悪玉コレステロールを食物繊維と共に働き低下させます。
また、干し椎茸を毎日9グラム食べると1週間でコレステロール値が10パーセント以上も下がると言われています。 カロリーも極めて低くあらゆる疾患の予防や治療に役立つ食材です。
また、加熱しても、薬効成分は失われないのも大変な利点です。

整理して干し椎茸が何に効くかを語ると次になります。
・抗癌効果、抗ウイルス効果
・骨粗ショウ症予防
・老化予防
・動脈硬化予防
・酵素活性化作用
・代謝改善作用
・高脂血症改善作用

特に改善される病気は次になります。
・動脈硬化
・高血圧
・糖尿病
・癌全般
・心臓病
・口内炎、口角炎
・気管支炎、風邪

などなど。

椎茸以外のキノコの特長

・舞茸は中でも抗がん作用が強い。
・エノキダケもナメコも抗がん作用が強いことが特徴です。
・キクラゲは水溶性食物繊維が極めて豊富で、生活習慣病全般に強い。
・マッシュルームは特にビタミンB2、ビタミンD、ビタミンB1、カリウムが多く、高脂血症を正常化したり、骨粗ショウ症を防いだり、エネルギーを活性化したりします。

また、干し椎茸には忘れてならないことがもう一つあります。
それは、旨味成分のグルタミン酸やグアニル酸が含まれていること。
それ故、昆布や鰹節と一緒に鍋に入れて煮ると素晴らしい出汁がとれます。
きのこは美味しく調理して、毎日1回は食べたい食材と言えるでしょう。

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