鶴見医師に聞く「生の種は食べないこと」について

鶴見医師に聞く「生の種は食べないこと」について

よく、間違ってリンゴやブドウやスイカやミカンの種を飲み込んでしまうことがあるが、これは極めて危険なことだ。 種には、核の物質が酸化しないように、「酵素阻害剤」が外皮に存在し、ぐるりと取り巻いている。そのお陰で生の種はいつまでも酸化せず、不老不死なのである。

そういった生種を丸飲みしたら大変だ。「酵素阻害剤」が体に入り、体からどんどん酵素が失われていくのである。
酵素は一日一定量しか作らないので、酵素阻害剤が体に入ったら、酵素が大きく喪失した結果、間違いなく何らかの病気になる。「酵素阻害剤」は猛毒なのだ。
これが体に入ると特に、膵臓がんになりやすい(もちろんあらゆる病気も起こるが)。膵臓がんになると長くは生きられない。それゆえ生の種は決して呑んではいけないのだ。

リンゴやブドウやスイカやミカンなどフルーツは実を食べ、種は出す必要がある。
玄米や小豆や大豆も種だ。これらを軽々しく炊いたりすると確実に酵素阻害剤が残っており、せっかくの玄米ご飯が、毒になりかねない。炊く時は酵素阻害剤を解除しなくてはならない。
その方法は玄米なら17時間浸水するしかない。いわゆる発芽である。
発芽させると酵素阻害剤は代謝され無害な物になるため、栄養豊富かつ毒なしの玄米ご飯が食べられることになる。小豆や大豆は12時間で酵素阻害剤は消失する(五分づきや三分づきはかなり酵素阻害剤が残っているので、食べない方がよいだろう)。

アーモンドやナッツは、必ずローストが必要だ。ローストすると酵素阻害剤は消えるからである。

玄米を炊く時は17時間浸水する。浸水で酵素阻害剤は消える。その後必ず水を捨てる必要がある。
なぜ17時間後水を捨てて新しい水に換える必要があるかというと、発芽毒が水に染み出しているため解除する必要があるからだ。
その換えた水の中に、新たに粉寒天、昆布、ワカメ、干し椎茸、干しひじき、乾燥キクラゲ、五穀米、ゴボウのささがき、梅干しなどを入れ4時間から10時間浸水し、今度は水を換えずに、普通の炊飯ジャーか土鍋で炊けば、理想の玄米ご飯が食べられる。

例外として、イチゴ、胡瓜、キウイフルーツ、茄子、トマト、おくらの種は食べても大丈夫。 あまりに小さいからであり、酵素阻害剤の作用はまったく出ないからだ。

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