鶴見医師に聞く「身体によいお酒や飲み方」について

鶴見医師に聞く「身体によいお酒や飲み方」について

「身体によいお酒や飲み方」とは?

WHOは、2015年10月に、発ガン性のある食物や化学物質を、凶暴性の強い順番に5段階に分けて発表しました。
1段階が最悪。2段階は1程では無いが、かなり悪い。と言う様にです。

その1段階の発ガン性が極端にあるとされた物質は、ベンツピレン、アフラトキシン、ベンゼン、アスベストと言った化学物質と並んで、加工肉(ハム、ウインナー、ソーセージ、ベーコン、サラミ)と塩漬けの魚、が入りました。加工肉は、糖化指数が8万点と圧倒的であったため納得。塩漬けの魚もあまりに塩分過多で納得。

これらに並んで入ったのが、なんと「アルコールの過飲」だったからビックリ仰天。
アルコールを飲み過ぎると、かくも発ガン性が出現するのか?と思った次第です。
要は、「アルコール飲料はそのものがかなりの毒物だ」となりそうです。

毒物の名前はアセトアルデヒド

アルコール飲料

確かに、酒を飲み過ぎて生活する人に長生きする人は一人もいません。 昭和の大スター石原裕次郎は、毎日酒びたりでした。 ウィスキーを毎日1本以上も飲むと伝えられています。

その結果、解離性大動脈瘤が出たり、肝臓は肝硬変状態になり肝臓癌も併発し、とうとう52歳の若さで亡くなったのは記憶に新しい。 美空ひばりもかなりの酒豪。その結果52歳での死。

酒類は、種類を問わずやはり飲み過ぎたら短命に終わるのです。慢性病者や癌患者や難病者は、やはり酒は決して飲んではいけないのです。

それでも飲みたいのが酒。年末年始にはやはり、少しは飲みたい物。それを止めろと言うのは野暮なことです。
ですから、私は、絶対止めろなどと言うつもりは全くありません。基本的には「毒物」と言うことを知った上で、限度を越さない程度に飲むならそんなには問題はないのではないでしょうか。

要は「量」ではないでしょうか?
それも、アルコール度数の低いもので、悪酔い成分の少ないものなら毎日でも構わないと私は思います。

問題は「アルコール度数の高い酒」と「悪酔い成分の強い酒」。
皆さんは、赤ワインはポリフェノールがあるから良い酒と思っていると思いますが、悪酔い成分が多いのも赤ワイン。葡萄の皮の裏には悪酔い成分が大量に含まれているからです。

赤ワインに並ぶ悪酔い成分のあるのはやはり日本酒です。この二つは同時には飲みたくないですね。

アルコール度数の高い酒も飲み過ぎると当然体を壊します。
ウォッカやスコッチ、ウィスキー、ラム、度数の高い焼酎や度数の高いカクテルなどと言ったものは、どれもこれも飲み過ぎたら悪酔いは免れません。アルコール度数が極めて高いからです。

ビールなら?と思う人も居るでしょう。しかし、ビールも飲み過ぎるとやはりよくありません。

さて、それでも飲みたいのが酒です。「酒は百薬の長」と言いますが、飲みたい人が勝手に作った言葉です。 しかし、悪酔い成分やアセトアルデヒドを始めとして毒物と分かっていても飲みたいのが酒でしょう。 飲みたい理由は、とにかく頭を朦朧とさせてストレスを発散させたいからでしょう。いまや、ストレス満載の時代です。 ストレス発散の最大の飲料こそ酒を飲むこととなります。 酒はある種の脳内麻薬的なものだからです。だから、「少しなら毎日でも構わない」になる訳です。
そこで飲むならば、何が良いかです。

白ワイン、シャンパン、スパークリングワイン

やはり白ワイン、シャンパン、スパークリングワインがまず良いでしょう。葡萄の皮をとってワインを作ってるからです。
もちろん、1日にコップ1杯が理想的ですが、かなり妥協してコップ2杯までなら仕方ないでしょう。

しかし、1週間に1日は全く飲まないようにしたいもの。肝臓は1週間に1日の休肝日が必要なのです。1週間に1日休むと、肝臓の負担は少なくなり、蘇るからです。

もう一度言うと、癌患者さんや難病者や慢性病者は、やはり、酒は止めておく必要はあります。
酒は、本質的には、毒物だと認識して欲しいと思います。

酒を飲む際、つまむと良い食物はなにか?

昔ならチーズを食べるのが定番でした。
しかし、カゼインタンパク質がかなりの毒物と判明した現在、とてもお勧め出来ません。
私がお勧めしたい酒のつまみは、次。

  • ・納豆や豆腐(湯豆腐や冷や奴)
  • ・キムチや漬物・ピクルス
  • ・もずく酢、めかふ酢、海藻の酢のもの
  • ・ローストしたピーナッツ、アーモンドなどのナッツ
  • ・オニオンスライスや冷しトマトなどの生野菜サラダ
  • ・胡瓜やキャベツ、らっきょうの味噌添えや、もろきゅう
  • ・フルーツ、ドライフルーツ
  • ・里芋やサツマイモ、ジャガイモ、銀杏などの茹でたり蒸かしたもの。
  • 他にも、胡麻豆腐やきんぴらごぼう、麻婆豆腐など。