アルツハイマーの治療はクスリではなく、良い酵素につきる
アルツハイマーは脳の海馬の萎縮から起こると言われています。
一般的には、「コリンエステラーゼという酵素が多く出過ぎて、アセチルコリンが分解され減少することで、海馬の機能が悪化する」と言われていますが、本当の原因は、脳の伝達物質(アセチルコリン、セロトニン他多数)の酸化により、海馬が正常に機能しなくなるためであると考えられます。
一般的に言われていた原因に対し、1997年に日本の科学者が「アリセプト」というクスリを作りました。このアリセプトはアセチルコリンを分解するコリンエステラーゼを阻害するクスリです。コリンエステラーゼの出る量が少なくなれば、アセチルコリンの減少が防げるため、アルツハイマーは治るとの考えからでした。
しかし、このクスリはほとんどが無効で、もし効いたとしても短時間だけだったそうです。
このクスリの効果が無い理由は簡単で、コリンエステラーゼを一時的にクスリで抑えても、脳が酸化している限り無尽蔵に湧き出るのを抑えきれないからです。
根本を良くしないと何にもならないという典型が、このクスリだと言えます。
結局、クスリではアルツハイマーは治らず、何故アセチルコリンを分解するコリンエステラーゼが多くなったのかを根本から見直すことが、この病気の予防と治療に向かうと思われます。
コリンエステラーゼという酵素は、やむを得ず出てきた悪玉酵素であり、脳の中が抗酸化物質(ファイトケミカルやビタミンやミネラル、そして酵素)で常に満たされていれば、アルツハイマーが起きる可能性は低くなるのです。
アセチルコリンの減少でアルツハイマーが発症するというならば、「コリンアセチルトランスフェラーゼ」という酵素が重要だと考えます。何故なら、アセチルコリンの減少を抑制し活性化させるのが、コリンアセチルトランスフェラーゼという酵素です。また特定の酵素でなくても、酵素のある食物を食べ、最良の酵素サプリメントを使用すれば、常にアセチルコリンは活性化すると考えられます。
整理して述べると次のとおりです。
1:アルツハイマーの原因は、海馬機能の低下
2:その海馬機能の低下の原因は、アセチルコリンの減少
3:アセチルコリンの減少は酵素の少ない食生活から
4:コリンアセチルトランスフェラーゼという酵素が少なくなると、アセチルコリンの放出も減少すると言われている
5:生野菜、フルーツ、発酵食品、最良の酵素サプリに含まれている酵素を補充することでアセチルコリンは活性化される